生活習慣病を知ろう!

生活習慣病とは、毎日の良くない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気です。糖尿病、脳卒中、脂質異常症、肥満、心臓病、高血圧などが主な疾患になります。日本人の3分の2近くの人は、生活習慣病が原因で亡くなっています。その中で、今回は糖尿病と運動についてお話します。

糖尿病とは体の中の血糖値が高くなり、様々な症状を引き起こす病気です。体の中の血糖値はインスリンというホルモンによって下げられますが、何らかの原因によりインスリンの働きが弱くなったり、必要以上に体の中に糖分を摂取したりすることでバランスが崩れ、血糖値が上昇します。この血糖値がある一定の数値を超えてしまうと糖尿病と診断されます。日本では、平安時代に藤原道長が糖尿病を患っていたという記録もあり、古くから存在する怖い病気です。

世界の糖尿病の人口は3億8200万人(2013年)と言われ、日本国内でも「糖尿病が強く疑われる者」は約950万人、「糖尿病の可能性を否定できない者」は約1100万人と推計されました。(2012年国民健康・栄養調査より)

糖尿病には大きく1型と2型の2つの種類があり、多くは生活習慣の乱れから起こる2型糖尿病です。多くの原因は食べ過ぎお酒の飲み過ぎ、運動不足などの生活習慣が大きな原因であることがわかっています。放っておくと、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症などの合併症を引き起こします。ですので、普段から生活習慣を守り体のホルモンバランスを整えておく必要があります。

糖尿病にならないようにするには食事と運動が大切ですが、私は理学療法士ですので今回は運動についてお話します。運動といっても特別なことをする訳ではありません。運動をする内容が大切になってきます。運動をするにあたっての注意点を①~⑤に示します。

①歩行や水泳などの有酸素運動を中心に行う。

②1日20~30分、細切れでも週150分を目標にする。

③血糖値が上昇する食後1~2時間後に行う。

④運動の強さは70%程度できつすぎず、楽すぎずを目安にする。

⑤継続することが大事。運動日誌をつけて運動習慣を身につける。

このように、運動をするときの種類や時間、運動の強さなどを守って行うことが必要です。運動をしすぎると低血糖を起こしてしまったり、運動をするのが嫌になって精神的なストレスとなり長続きしなくなったりします。本来、軽く汗を流す程度の運動は、爽快で快適なものです。はじめは「三日坊主の繰り返しを続けていく」というくらいの軽い気持ちでも構いませんので、⑤にも示しましたがまず始めること、そして何より継続することが大切です。小さなことからコツコツと、継続は力なりです。生活習慣病の方もそうでない方も、一度やってみてはいかがですか?

 

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